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ダイバー・リコールサイン
2月の末に協会員MLでダイバーリコールサインについての質問が有りました。
話題を振って来たINST田原氏はマリンダイビングなどに、おたはら氏として連載を持ち今をときめくバリバリのNAUIインストラクターで、
話は先ごろGUAMで起きた事故が発端でした。(勿論御本人とは関係有りません)

以前にもGUAMの特殊事情で書いた事が有りますが、この事故もあのブルーホールで起きたもので、
大きめなボートで20〜30人?が何組かに分かれて潜ったところ、一人の日本人が溺れてしまい、ボートにレスキューしたが、 先に潜ったグループがダイバーリコールの合図にも気づかず、港へ帰るのが大変遅れてしまったと言うもので、幸い事故者は回復し大事には至らなかったそうです。

田原氏は、こう言う際のダイバーを呼び戻すルールがあまり徹底されていない、というより指導してもいない、というものでした。
田原氏も杉山も要所要所では気遣っているが・・・世の中では徹底されていない感が強いのです。


先ずどんな場合にダイバーリコールをかけるか?

* 同じボートで潜っているダイバーの一部がトラブルにあった。
  (事故・はぐれる・流される・など、)

* 海況・天候の急変。
  (海況の急変・もしくは予測される・など、過去にドリフト中にスコールに会い10M先も見えない場面 に遭遇したことがあります) 

* ボート側の問題。
  (船長の体調やボートの不調、帰港命令・他船のSOSなど)

* ビーチマスターやガイドから。
  (津波の危険性、海況変化、事故、危険生物など)

以上のような場面が考えられ、多くはボートから合図されることがあります。


どんなサインが送られるか?

* ガイドによるタンク連打やブザーによるもの。

*ボートマスターによるリコールサイン。
  (ラダー(はしご)や鉄パイプ等の連打、水中スピーカーによる合図、エンジンのからぶかしなど)

いずれの合図も回数やリズムは決まっていません。

そのほかには?
*SOSの合図に ・・・−‐‐・・・‐‐‐ と単音長音の組み合わせがあります。

* インターバルで島に上陸したダイバーやクルーを呼び戻すために警笛で知らせたり、
  国際P旗で知らせたりすることも考えられます。

しかし、これらは水中のダイバー向けではありません。

ミスターマリンでツアーに参加して頂いている方は何回か聞いたことがあるでしょうが、
私はリコール=浮上サインとして三回連打の繰り返しを実施しています。
しかし、トカラクルーズや海外ツアーなどでは全員に徹底していましたが、田原氏の指摘通 りボートからのリコールサインを常時全員に徹底することはしていませんでした、
船長と私の打ち合わせや暗黙の了解でガイドの私が全員を上げればいい、という判断でしたが、
良く考えてみると、私が気づかない場合や個人的に皆さんが前記GUAMの乗合ツアーに参加したりしたときは、当然それぞれの判断で一刻も早くボートに戻らなくてはいけない訳です。

そう言う訳でリコールサインと判断できるような合図があった場合は、(多くの場合は執拗な連打になるでしょう)バディやグループと確認し会い頭上や減圧症等に十分注意して慎重に浮上し、すみやかにボートやビーチに戻ってください。

余談ながら、今水中ブザーを携帯しているダイバーが多いがあれを皆が鳴らし合ったらとても不安になるし、うるさい! これはタンクを叩くのもそうだが、最小限にしてもらいたいものです。

私も緊急用に持っているが、鳴らさないよう気をつけている、一緒に潜っていて私に鳴らされたダイバーはレッドカード状態だし、あとは危険が迫っている、もしくはよほど珍しいものが見つかった時です。

2001/02/25